4
件の回答
(新着順)
こんにちは
UCCの研究所でも入所した社員がコーヒーの風味を理解できるように
官能評価のトレーニングをしています。
一部参考となる内容についてご紹介します。
①フレーバーホイールに書かれている内容を理解する。 ここに香り表現があるもののうち、「食べたことがない」と思ったり、味が想像つかないものについては一度入手して食べてみるのが良いと思います。
②同じコーヒーを飲みながら、そのコーヒーの味わいについて、複数人で言葉出しをして、感覚をすり合わせる。この②が特に重要で、私の個人的な感覚としても、例えば「ブルーベリーの風味」と、「ブルーベリーと表現されるコーヒーの風味」はやはり完全には一致しないので複数人ですり合わせると、「あ、この香りの感じが○○と言われるのか」というように理解が進みます。
嗅覚は受容機構が複雑なので、はっきりとしたにおいというよりも「○○に似ている」、「○○っぽいにおい」というように経験や記憶からの表現をするのが一般的です。また人によっても感じ方の幅がどうしてもあるので、①によって個人の経験の積み重ね、感覚の記憶。②によって他人の経験、感覚とのすり合わせを行うことで表現力が磨かれていくと思います。